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コラム

COLUMN

「ててとて旅行舎」を運営するTry Angleでは、医療的ケア児とその家族が旅行や外出をより楽しめるよう、サポート方法や現場の工夫を学ぶための勉強会を定期開催しています。

2024年11月7日、第1回 医療的ケア児と家族の旅行・外出支援に関する勉強会 「エスコンフィールドHOKKAIDO編」を開催。

NPO法人あえりあ代表理事 高橋亜由美さんをゲストにお招きし、医療的ケア児とそのご家族のツアー参加の様子や、企画の工夫、エスコンのバリアフリー状況について学びました

主な内容

勉強会では、あえりあの髙橋さんより次のようなお話がありました。

企画で大切にしていること

イベントを企画する際には「支援する/される」ではなく、対等な立場で「一緒に楽しむ」ことを重視。家族間や支援者間の自然な交流が生まれ、新たな気づきが得られる場となるようなスタンスを大事にされています。

医療的ケア児者やそのご家族にとっても、普段はハードルの高い外出が、「イベントなら」「みんなで一緒なら」行ってみよう、といった外出の機会創出にもなります。

参加形態や企画には、様々な家族がそれぞれ可能な方法で参加できるよう随所に工夫をされている様子でした。次の外出機会にもつながるよう、詳細なレポート発信にも力を入れているそうです。

エスコンフィールドHOKKAIDOでの経験から学ぶ

エスコンフィールドHOKKAIDOは広くて段差がなく移動しやすい一方、「駐車場に屋根がない」「天候に応じた体温調整が難しい」などの課題もあったそうです。

飲食店の並ぶエリアでは、障害物があっても店員さんが手を貸してくれたり、マンパワーでなんとかなったりと、実際行ったからこその気づきも共有してくださいました。

あえりあさんによる詳細レポートはこちらからご覧いただけます
https://aeria-hp.com/2024/06/26/esconfield/

参加者の感想

アンケートでは 「家族や他の専門職と一緒に外出することで、対等な交流ができるのが良いと思った」「みんなで遊んで楽しむというコンセプトで活動なさっているところが素敵だと思いました」など、”いっしょに楽しむ”スタンスが、コミュニケーションを生んだり、「次」につながる大切なポイントだと気づいたという声がたくさん寄せられました。

また、 「活動を知り、今後も参加したい」といった声も多く、ネットワークへの期待もいただきました。

今後の予定

勉強会では、医療的ケア児者の旅行や外出に関する情報を業種や所属を超えて共有を行っていただける「医療的ケア児の旅行支援ネットワーク」についてご案内しています。

今後の勉強会開催のお知らせは、ててとて旅行舎ホームページの「イベント」欄に掲載しています。
ぜひ参加をご検討ください!

https://tetetote-travel.jp/event


※本勉強会は、「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 重症児等とその家族に対する支援活動応援助成」を受けて実施しています。キャンペーンにご寄付をくださった皆さまへ心から御礼申し上げます。

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